コシノジュンコさん「運命的に課された役割、使命」 2022年秋の叙勲受章者発表 旭日中綬章
政府は3日付で2022年秋の叙勲受章者を発表した。デザイナーのコシノジュンコさん(83)や漫画家の萩尾望都(もと)さん(73)らに旭日中綬章、女優の宮本信子(77)らに旭日小綬章が贈られる。受章者は計3999人。別枠の外国人叙勲は119人で仏パティシエ、ピエール・エルメさん(60)が旭日小綬章を受ける。大綬章は天皇陛下、重光章は岸田文雄首相が9日に皇居で授与する。
◇ ◇
コシノさんはファッションはもとより、映画や舞台の衣装、花火の演出にラジオ番組と多方面で精力的に活動してきた。叙勲はそんな幅広い活動を「ちゃんと見ていてくれた」結果と受け止め「私に運命的に課された役割、使命を感じます」と語った。60年に装苑賞を受け、70年代にはパリ・コレクションに進出。アジアや中米でもショーを開き、デザインの力で「国境の壁」を破ってきた。「人に喜んでもらうことが好き。『デザイン』の広さを今後も見せていきたい」と意気盛んだ。