グレープが結成50周年の記念日に復活ライブ 来年2月に47年ぶりオリジナルアルバム発売
シンガー・ソングライターのさだまさし(70)と、現在は音楽プロデューサーの吉田政美(70)による伝説のフォークデュオ・グレープが3日、東京・神田共立講堂で「GRAPE 50年坂 一夜限りのグレープ復活コンサート」を開催した。
1976年3月26日の解散公演以来、グレープ名義でのコンサートは46年半ぶりで、この日で結成50年を迎えた2人は、代表曲「精霊流し」「無縁坂」、新曲2曲など計16曲を披露。来年2月、47年ぶりにアルバムをリリースすることも明らかにした。
会場は46年前にラスト公演を行ったフォークの聖地。吉田のギターが奏でる「精霊流し」のトレモロに、800人の観客から拍手が沸き起こり、2人は「50年お支えくださって、ありがとうございます」と頭を下げた。楽曲と盛りだくさんのトークで、予定の2時間を30分超えるハッスルぶりだった。
吉田は「同窓会をやってもつまらない。新しいことをやろう。LPを出そう」と来年2月のアルバム発売を宣言。さだも「ギターも歌もうまくなっている。これからも進化していきます。アルバムを作ると、またステージに立ちたくなる。これからも走れるところまで走っていきたい」と呼応し、ライブの継続にも意欲を見せた。