三谷幸喜氏 「サザエさん」の脚本家クビになった過去告白「若かったんで調子に乗っちゃった」
脚本家の三谷幸喜氏が4日放送のTBS系「A-Studio+」に出演。国民的人気アニメ「サザエさん」(フジテレビ系)の脚本担当をクビになった過去を明かした。
Kis-My-Ft2の藤ケ谷太輔から「今回、調べさせていただいた時に、『サザエさん』も書かれたことあるんですよね?」と話を振られると、「『サザエさん』は、放送作家のころに3本かな、4本ぐらい書かせてもらったことがあります」と、脚本に携わっていたことを明かした。
続けて「1本目は、『妹思い兄思い』っていう、サザエさんぽいでしょ。カツオとワカメの兄弟愛の話。割と評判がよくて、何本かやって、4本目に『タラちゃん大変身』というので…。ちょっと僕もまだ若かったんで、調子に乗っちゃったんですよ。『サザエさん』の世界観を忘れて、自分のやりたいことを書いてしまったんですよ」と告白した。
「気になりますね。どう変身するのか?」と興味津々の藤ケ谷に、「タラちゃんが筋肉増強剤を打って、ムキムキになってオリンピックに出るという」と仰天の脚本をぶっちゃけた。「そしたら、ホントに覚えているんですけど、目の前でプロデューサーが僕の書いた台本をバーンってゴミ箱に捨てて。『君はサザエさんの何たるかを分かってない!。出てけ!』って言われて、それでクビになっちゃった。でも、僕がいけないんですよ」とプロデューサーを激怒させた過去を吐露した。
笑福亭鶴瓶が「そりゃ、そうやろ!」とあきれると、三谷氏も「そんなタラちゃん見たくないですもんね」と応じていた。