冨川さん遺体、地元到着 ソウル雑踏事故で犠牲
韓国・ソウルの雑踏事故で亡くなった北海道根室市出身の留学生冨川芽生さん(26)の遺体を乗せた飛行機が5日午後、羽田空港から北海道・中標津空港に到着し、その後、自宅近くの根室市の斎場に運ばれた。
飛行機は午後2時ごろに着陸。同45分ごろに冨川さんの遺体を乗せた霊きゅう車が空港を出発し、午後4時20分過ぎに斎場に到着。喪服姿の父歩さん(60)らに迎えられ、白いひつぎが運び込まれた。通夜は6日夜、葬儀は7日午後にそれぞれ執り行われる予定。
歩さんによると、芽生さんは6月に念願だった韓国での留学生活を始めたが、10月29日夜にソウルの繁華街・梨泰院の路地で起きた事故に巻き込まれ亡くなった。
歩さんら家族は10月31日夜に韓国入りし、ソウル市内の大学病院で芽生さんの遺体と対面。今月4日に帰国した。
もう1人の日本人犠牲者で埼玉県出身の留学生小槌杏さん(18)の遺体は3日、航空機で日本に到着し、自宅に戻った。