「東宝シンデレラ」史上最年少グランプリ 10歳3カ月・白山乃愛さん「スゴくビックリ」
女優の沢口靖子(57)、長澤まさみ(35)らを輩出した第9回「東宝シンデレラ」オーディションのグランプリ発表会が6日、都内で行われ、9代目シンデレラに埼玉県出身の小学4年生・白山乃愛さん(10)が輝いた。第7代シンデレラ・上白石萌歌(当時10歳10カ月)の記録を更新する、史上最年少でのグランプリ獲得。大きなグランプリマントを羽織った身長130センチの小さな“シンデレラ”は「思ってもないことが起きたのでスゴくビックリしています」と感涙した。
受賞時にはキョトンとした表情を浮かべた白山さんだったが、上白石萌歌からトロフィーを授与されると次第にあふれる涙が頬を伝った。「お母さんやお父さんがいなかったら、私は生まれてなかった。生んでくれてありがとう」と会場へ駆けつけた両親へ感謝を伝えた。
応募総数1万2701人の頂点に立った小さな“シンデレラ”。会見では、ティアラやグランプリマントの感触を問われ「感触って何ですか?すごい…きれいです」と話すなど、小学生らしい初々しさものぞかせた。
憧れは第5代シンデレラの長澤まさみ。人前に出ることが大好きで、7カ月に及んだオーディションも「何度でもやりたい」という強心臓ぶりを披露し「キラキラしたステキな女優さんになりたいです」と目を輝かせた。
また、1940~60年代に三船敏郎さんら銀幕のスターを輩出した男性オーディション「東宝ニューフェイス」の名を継いだ男性オーディション「TOHO NEW FACE」も54年ぶりに“復活”。初代NEW FACEには京都府出身の小学5年生・小谷興会(こうえ)さん(11)が輝いた。
極真空手の「10歳型の部」で現世界チャンピオンでもある小谷さんは「これからは世の中に出るので、人から愛される人になりたいです」と、すでに自覚十分な様子。「組手でも世界を取って、俳優でも世界で活躍できるような人になりたい」と世界レベルでの“二刀流”を宣言した。
2人は賞金300万円に加え、パーソナリティーとしてニッポン放送(特別番組)への出演権を獲得した。