俳優・小泉孝太郎（４４）が、来年１月スタートのフジテレビ系ドラマ「スタンドＵＰスタート」（水曜、後１０・００）で、主演・竜星涼（２９）の兄役を演じることが８日、分かった。同局系連ドラ出演は２０１６年の「Ｃｈｅｆ～三ツ星の給食」以来７年ぶり。実生活でも小泉進次郎元環境相（４１）の兄だけに、説得力ある演技が期待できそうだ。

　小泉は幼い頃から帝王学を学び、若くして家業の財閥系企業の社長を務める三星大海役。頭脳明晰（めいせき）で会社のためなら心ない判断を下すこともあり、立場も考え方も正反対の弟・大陽（竜星）と、しばしば対立する。

　タイプの異なる兄弟の関係性は見どころの一つで、小泉は「クールな兄を演じきりたい」と意気込む。竜星との初共演に「何も先入観を持たずに、自分のかわいい弟だと思って現場でお会いしたい」と期待し、「表面的に分かりやすい仲の良い兄弟関係ではないですが、竜星くんと兄である僕との“兄弟の絆”の形を、作品を通してしっかり築いていきたい」と話した。

　今年、ＮＨＫ連続テレビ小説「ちむどんどん」の兄役が大反響を呼んだ竜星は「実際には兄弟がいない身として、血のつながりというものをいつもどこかで欲していました。この作品で小泉さんと弟になれることを今から楽しみにしています」と話した。

　原作は福田秀氏の人気コミック。自称“人間投資家”の投資会社社長・三星大陽が、仕事で失敗や挫折をしたり、将来の夢を諦めたり、さまざまな事情を抱えた人々に、再び生きる希望を取り戻させていく物語だ。