元サッカー日本代表で元Ｇ大阪の監督を務めた宮本恒靖氏が１２日、読売テレビ・日本テレビ系「ウェークアップ」に出演。「死刑のはんこ」発言で更迭された葉梨康弘前法相について言及した。

　番組では、同じ派閥の議員のパーティーの席で、法相は死刑失効のはんこを押すときだけニュースになる地味な役職などと発言し、１１日に急転、更迭された葉梨氏について取り上げた。葉梨氏がさらに他のパーティーなどで「死刑のはんこ」発言を複数回にわたって行ったことも報じた。

　キャスターを務める弁護士で中大法科大学院教授の野村修也が「今回の発言は死刑制度そのものを冒涜するものであって、犯罪被害者の方々ですとか、さらには死刑囚のご遺族の方を考えると、更迭は当たり前だなと思うんですが…」と話した。

　続いて意見を求められた宮本氏は「死刑というのは誰にとっても重いテーマだとおもうんですよね。それをやっぱり軽々しい発言を、しかも複数回してたというのは。ちょっとその感覚は疑いますよね」とその発言に疑問を投げかけていた。