YOSHIKI“未完の遺作”に涙の誓い YOSHIさん葬儀 生きざま「何とか形に」

 YOSHIさんの祭壇(撮影・高石航平)
 YOSHIさんを告別式で見送り、涙ながらに会見するYOSHIKI(撮影・高石航平)
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 5日に19歳の若さで交通事故死した歌手で俳優のYOSHI(本名佐々木嘉純=ささき・よしずみ)さんの葬儀・告別式が14日、都内で営まれ、X JAPANのYOSHIKIが参列した。

 プロデューサーを務めるボーイズグループオーディション「YOSHIKI SUPERSTASR PROJECT X」で、YOSHIさんをバンドボーカルに選出したことを先月末に発表したばかり。

 突然の別れに「先々週、一緒にロサンゼルスにいたので、まさかこういう形で…。『絶対に世界を取る』って言ってました」と声を絞り出すと、薄いサングラス越しに浮かべていた涙がほおをつたった。「すごくロックしてた。自信があって純粋で真っすぐで。まだ僕の中では進行形」と現実を受け止められない様子で悼んだ。

 YOSHIKI作詞作曲の「リアルゴールド X/Y」のCMソングでもボーカルを担当。先月10日にレコーディングしたが「(録音は)1コーラスだけで、完成しないままYOSHIは旅立った。何とか形にして生きざま、才能の一部を世に残せれば」と“未完の遺作”に誓った。

 バンドについては「お母さんにも『ぜひ形にしてもらえたら』と言われましたし、前向きに考えようと思います」と活動継続を示唆。メンバー3人も参列し、遺志を継ぐことを約束していた。

 この日は東京五輪男子スケートボード金メダリスト・堀米雄斗選手も参列。喪主を務めた母親は「短い一生でしたがものすごいエネルギーで駆け抜けていきました」と話した。

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