俳優の木村拓哉（５０）が織田信長に扮した「信長公騎馬武者行列」に参加し、話題を呼んだ、６日の岐阜市の「ぎふ信長まつり」について、関西大の宮本勝浩名誉教授（理論経済学）は１４日、経済効果が約１５０億２４００万円に上るとの試算を発表した。市によると、祭りには２日間で計約６２万人が来場。宮本氏は「各地で独創的アイデアによるイベントが行われ、日本が元気になることを期待したい」とコメントしている。

　試算によると、観光客の宿泊料や飲食代、土産物の売り上げなどの総額が約１０９億９９００万円、警備費を含む開催費用が約４８００万円。飲食物の材料を販売する企業の売り上げ増をはじめとした波及効果を４０億円弱と見込んだ。

　馬武者行列には定員１万５千人の観覧申し込みに約６４倍の９６万人超が応募。開催前に十六総研の試算では３９億円だったが、見込みの４倍以上の経済効果があった可能性がある。