女優の黒木瞳が１５日、テレビ朝日系「証言者バラエティ　アンタウォッチマン！」に出演し、若手芸人に自身が演出を手がけた舞台の出演を断られていたことを明かした。この日は「若手『演技派コント芸人』ＳＰ」。黒木は「演技力がすごい」とほれ込んでいる芸人について語った。

　黒木が挙げたのはお笑いコンビ・レインボー。２０１８年元日に日本テレビ系「ぐるナイ」の恒例企画「おもしろ荘」で優勝したジャンボたかおと池田直人のコンビで、池田が女性役を演じるカップルコントに定評がある。

　スタジオに登場した２人は、黒木のラジオ番組に突然ゲストとして呼ばれたことも明かした。ジャンボは「黒木さんに『知っていただいてるんですか』って言ったら『知っているというか、自粛中はあなたたちしか見てない』って」とレインボーのＹｏｕＴｕｂｅにどハマリしていることを伝えられたと語った。

　黒木は当初、池田を本当に女性と思っていたと告白。「小物使いとか、キャラに合わせて盛ってらっしゃるし、学ばせていただくことが多い」とリスペクトを示した。

　池田は実は子役出身で、舞台では女性役を演じたこともあると説明。一方のジャンボは基本的にはフジテレビ系ドラマ「お金がない！」（１９９４年）で主人公・萩原健太郎を演じた織田裕二を参考にしていると語った。

　さらに黒木は、昨年の舞台「甘くない話～ノン・ドサージュ～」で初めて演出を手がけた際に「ジャンボさんと池ちゃんに実はオファーしたんですけど、お断りされました」と暴露。「相当ショックでした。お二人がこの役を演じたら、わたしの想像を超えてくる演技力で持ってらっしゃるだろうなと思って…すごくショックでした」とガチ気味に振り返った。

　ジャンボは「あれは年末とかをガッチリ３カ月くらい押さえるってことで、マネジャーさんもほかにも（仕事が）いろいろあって『これはちょっとむりかもしれない』って」と状況を説明。「おれらが断ったというよりも、吉本興業が（断った）という」とやむを得ずだったと嘆いていた。