「邪神ちゃん」富良野市で不適切認定も即ネタに イメージ調査で「上がった」9割
アニメ「邪神ちゃんドロップキックNEXT」の公式ツイッターが16日、「邪神ちゃんドロップキック X 富良野編」の無料配信を報告し、北海道・富良野市のイメージ調査アンケートを行った。
この日までに、富良野市議会の決算審査特別委員会が2021年度一般会計決算を不認定としたと報じられた。同市がふるさと納税で制作費を集めた「邪神ちゃんドロップキック X 富良野編」について内容が争点となり、「富良野のイメージを落としかねない」などとして不適切だと判断された。
「邪神ちゃんドロップキック」は、ある日突然、人間界に召喚された悪魔「邪神ちゃん」と、召喚した女子大生・花園ゆりねの日常を描いたコメディー作品。「-富良野編」では、膨大な借金を抱える邪神ちゃんにメデューサが「内臓、売ろ」と語りかけ、“思い出作り”に富良野を楽しむ内容となっている。決算審査特別委員会では内臓のくだりが不適切と指摘された。
16日朝に委員会の判断が報じられると、午後0時半に「邪神ちゃん-」アニメの公式ツイッターが「【違法より早い】#邪神ちゃんドロップキック X 富良野編、1週間無料配信開始!」と報告。「富良野の魅力をたくさん詰め込んだ映像をご覧いただいて富良野のイメージが上がったか下がったかご回答ください!結果は公表します。」とアンケートを行うことも伝えた。
午後1時37分には「公式ツイッターからの呼びかけに1時間以内に反応してくださった1・2万人の皆さまは、もともと邪神ちゃんに好意的な方が多いはず。バイアスがかかっている前提でご覧ください。そして今後の数値変化を見守りましょう。」とコメント。アンケートでは、富良野市のイメージが
とても上がった→66%
上がった→24%
下がった→2%
とても下がった→8%
だったと途中経過を明かした。
ネットでは富良野市を敵視せずにあえてネタにする姿勢に「冷静な判断流石です」などと賛辞が寄せられた。「運営自身がしっかり数字の偏りがある可能性を伝えてくれるのはイメージ上がる」と「バイアス」に言及していることも高く評価されていた。