双子ベビーカー乗車拒否を問題提起の大山加奈氏 バス会社と意見交換会「素晴らしい時間」
バレーボール女子元日本代表の大山加奈さん(38)が17日、自身のLINEブログを更新。自身が双子ベビーカーでバスに乗車できなかったことを公表したことに大きな反響があったことを受け、東急バスと意見交換会を行ったことを明かした。
「今回、想像以上に多くの反響がありましたが、これを機に双子ベビーカーでも構えたり諦めたりすることなく安心してバスを利用できるよう利用者とバス会社さんとの相互理解が深められればという思いから、実際に運転士のみなさんに双子ベビーカーの重さを感じてもらったりバスへの乗せおろしや車内での転回がどのくらい大変なのかをぜひ体験していただきたいという旨を伝えさせてもらい、今回の意見交換会が実現しました」と、会の写真などを掲載した。
「和やかな空気感の中、実際にロールプレイしながら縁石がある場合、しっかり寄せてもらうか、逆に離してもらって一度車道に下りれたほうが乗せやすくなるというお話やサポートをしてもらう際、ベビーカーのどの部分持ってもらえると助かるか、また今一度バス乗車時の手順の確認など運転士のみなさんやバス会社のみなさんと意見を交換させてもらい、相互理解が深まる素晴らしい時間となりました。『ぜひ安心してご利用ください』という心強くありがたいお言葉もいただきました」と、有意義な時間となったことを明かした。
その上で「自分もですがみんながちょっとの優しさとちょっとの思いやりを持ち双子ベビーカーだけでなく1人乗りベビーカーの方、お子さん連れの方、車いすの方、ご高齢の方、すべての人が安心して利用できる乗り物であってほしいですね。お忙しい中、貴重なお時間を作っていただいた東急バスさま、ありがとうございました!!」と、結んだ。
大山さんは今月、インスタグラムでベビーカーに乗った双子がバスに乗った画像を掲載。「バスに乗れなくて泣く日が来るなんて…」と書きだして状況を説明。後部のドアから乗車しようとしたがドアを開けてもらえず、次のバスでも乗降の際に運転手から協力を得られなかったことなどをつづり、「迷惑な存在だと思われたことが やはりとても悲しくて…あのバスが走り去る光景 思い出すとまた涙が出て来ます…」と吐露していた。
その反響は大きく、批判もあり、その後「手伝ってもらう前提で行動するなという声が多数きていて…それ以外にも心ないコメントに心がやられそうでSNS開くのも勇気がいる状況ですが…子どもたちからのメッセージに救われる…そうだよね 頼っていいんだよね」とコメント。続けて、「来週、ふたご飛行機デビューの予定だったけど自信なくなっちゃったな…。みんな迷惑だと思ってるんじゃないかって。外出するのさえ怖くなる…」と投稿していた。
大山さんは2015年9月に一般男性との結婚を発表。不妊治療を経て、21年2月に双子の女児を出産した。