宝塚 美貌の月組トップ月城かなと「ブラック・ジャック」で天才外科医熱演
宝塚歌劇団月組全国ツアー「ブラック・ジャック 危険な賭け/FULL SWING!」が18日、大阪・梅田芸術劇場でスタートした。
漫画の神様と称される手塚治虫氏の代表作のひとつ「ブラック・ジャック」をオリジナル脚本で描き、1994年に花組で上演され大好評。その原作の連載50周年のメモリアルイヤーに月組全国ツアーで再演された。
宝塚屈指の美貌を誇るトップスター月城かなとが、顔に傷のある無免許の天才外科医を熱演。宝塚のイベントなどでも歌い継がれている主題歌「かわらぬ思い」にのせて、命の大切や尊さを訴えた。
ショーは今年の正月に月城とトップ娘役・海乃美月のお披露目公演で上演されたもの。大人っぽいショーで、トップコンビの魅力を引き出していた。
終演後のあいさつで、「今朝、初演で主演された安寿ミラさんから『頑張ってね』って電話をいただいたんです」とうれしそうに明かした月城。「みなさまの心も、いつでも手術いたします」と笑顔を見せた。またショーで客席から巻き起こった手拍子にも感謝。「難しい裏拍子がこなれているのが力強く、支えになりました」と通常の拍手ではなく、オフビートに合わせた手拍子に感動の面持ちを見せていた。
公演は大阪公演後、12月7日まで新潟、千葉、高知、広島、福岡を巡演する。