ＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」は２０日夜、第４４回「審判の日」が放送される。鎌倉の悲劇、実朝事件を迎える。

　先代鎌倉殿の次男公暁（寛一郎）が叔父の三代鎌倉殿源実朝（柿澤勇人）を暗殺し、源氏滅亡を招いた謎の事件。次回予告では悲劇に向けて重たい空気に包まれるが、前回に続き朝廷の思惑を受けて暗躍する源仲章（生田斗真）が、北条義時（小栗旬）の継室のえ（菊地凛子）に接近し、籠絡しようとしているもようだ。しかし、伝わるところでは仲章は雪の鶴岡八幡宮で…。

　ネット上でも、ここにきて急展開した仲章とのえの関係が、一体、何につながるのか注目されている。「のえさん、仲章から毒を受け取る」「仲章はいなくなっても、仲章が渡した小瓶が、最終回で、のえさんの手に…」と、仲章が平賀朝雅をそそのかした北条嫡男毒殺の再来を感じとる指摘や、「承久の乱後にのえさんが義時の暗殺に加担する理由ができてしまう」「仲章が義時の代わりに死んで義時を逆怨み」と最終回に向けた不穏な伏線との見方も出ている。