歌手の高石ともや（８０）が２１日、大阪市内で「高石ともや年忘れコンサート２０２２」（１２月２９日、大阪・サンケイホールブリーゼ）の取材会に出席した。

　４４年連続４７回目となる毎年恒例のライブで、同所での開催も１５年連続。「自分がやってきたフォークソングをサンケイホールでずっと続けるという意地なんですよ」と胸を張り、「いつか完結した時の自分が、豊かな自分であってほしい。９０歳くらいまで自分のフォークを作っていこうと考えています」と話した。

　３０歳を過ぎて始めたマラソンも継続し、来月開催されるホノルルマラソンにも出場予定。継続するものがある一方で、今回のコンサートに臨むにあたり心境の変化があったという。「評価するのはお客さんだと思ってやってきたけど、今回は自分の良い、悪いで決めようかなと。板の上の人間が喜ぶってのも、いいんじゃないか」と話し、「ご褒美みたいなもの。のびのびやってみようと思う」と笑顔を見せた。