“コトー先生”吉岡秀隆「ただいま」 与那国島島民に「20年間分の感謝」 凱旋プレミア

 診療所セットの前に立つ(左から)中江功監督、吉岡秀隆、柴咲コウ
 約200人の島民から熱烈な歓迎を受けた(左から)中江功監督、吉岡秀隆、柴咲コウ=沖縄・与那国島
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 俳優の吉岡秀隆(52)が21日、沖縄・与那国島で行われた映画「Dr.コトー診療所」(12月16日公開)の与那国島凱旋プレミアに、共演の柴咲コウ(41)、中江功監督(59)と出席した。2003年放送のフジテレビドラマシリーズからロケ地となっている同島では、同年のドラマ第1話上映会以来、19年ぶりのイベントで、島民約200人が駆けつけた。19年前から撮影を支えてくれた島民と再会し、吉岡は最大限の感謝を伝えた。

 同島のヒーローの凱旋を老若男女200人が熱烈に出迎えた。6月のクランクアップ以来の“地元”に、コトー先生こと吉岡は「ただいま」と穏やかな笑みを浮かべると、「約20年前、島の皆さんがいなかったらこの作品はできていませんでした。20年間分の感謝でこの作品はできた」と感謝を伝えた。

 離島医療の厳しさと島民の温かさを描いた人気ドラマシリーズの16年ぶりとなる続編。「集大成」の作品に当時の俳優、スタッフ陣が再集結した。診療所のセットは撮影前は岩地で、今では島1番の観光名所になっている。このたび映画館のない同島の島民へ長年の撮影協力の感謝を込めて、最速での上映を行った。

 島民からの熱烈歓迎を受け、前日は緊張で寝られなかったという吉岡もホッとした表情。「これ以上の作品は作れません。もう(演じている)五島健助として与那国島に来ることはありませんが、皆さんの故郷の中でコトーを生き続けさせてあげてください。忘れないでいてあげてください」と願った。

 放送当時は生まれていなかったであろう子供たちの来訪にも「この島の中でずっとコトー先生は生きてたんだな」と感無量。今後プライベートでの訪問も「多分ないかもしれない」とポツリ。「やっぱりここは僕にとってすごく大事な場所。(思い出を)そのままそっとしておきたい」とさみしさをにじませた。

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