城彰二氏、W杯帰国時の水かけ事件「半分はカズさんのせい」 ジョーク交じりに述懐
元サッカー日本代表の城彰二氏が25日放送のテレビ朝日系「中居正広のキャスターな会」に出演。1998年のW杯フランス大会直前に代表落ちした三浦知良の当時のいきさつについて語った。
城氏は、本大会直前の合宿で三浦が落選したときのことを振り返り、「カズさんは実は…、あのとき報道はなかったんですが、ちょっと、けがをしていまして。50%ぐらいしか力を発揮できていなかったんですね。それでも使い続けてはいたんですが、岡田さんが合宿をしている間に、なかなかいい傾向にいかないから、思い切ってカズは落選させようって」と、当時の代表監督だった岡田武史氏が決断した理由を明かした。
城氏にとっても衝撃だったようで、「ボクが一番驚きましたしね。『ちょっと、ないんじゃないか』って岡田さんにも言ったんですけど。でも岡田さんは、パフォーマンスが良くないから外すと。個人よりもチームだということの決断をしたと言ってました」と、岡田氏との当時のやり取りを振り返った。
すると、タレントの土田晃之が「若き城さんが、その後を継ぐわけですもんね」と、三浦に代わるエースストライカーとしてW杯に臨んだと説明。城氏が「そうなんですよ。継いで…、結果が残せなくてねえ…」と3戦全敗で予選敗退となったW杯を自虐的に振り返ると、土田が「空港のところで大変だったんですから」と、帰国時に成田空港で心ないファンから水をかけられた苦い思い出を持ち出した。
城氏は「帰ってきたときに。そうです、そうです。あれは半分はカズさんのせいですからね。あっ違うか、違う」とジョーク交じりで、ノリノリに答えていた。