俳優の岸谷五朗（５８）、寺脇康文（６０）らが２６日、神奈川・パシフィコ横浜で、子供たちの支援を目的としたチャリティーコンサート「Ａｃｔ　Ａｇａｉｎｓｔ　Ａｎｙｔｈｉｎｇ　ＶＯＬ．２『ＴＨＥ　ＶＡＲＩＥＴＹ　２８』」を開催した。

　１９９３年から２０１８年まで行われていたエイズ啓発イベント「Ａｃｔ　Ａｇａｉｎｓｔ　ＡＩＤＳ」の流れをくみ、２０年に発足したチャリティープロジェクト。新型コロナウイルスの影響により１８年以来、４年ぶりに有観客での開催となった。「－ＡＩＤＳ」から数え、２８回目のコンサートとなった岸谷は「病院を作ったりと目標を持つことで一生懸命続けてこれたので、気付いたら３０年が経っていた感じですね」と感慨。寺脇は「お客さんと一体化するという従来の形に一歩近づける日になれば」と思いを込めた。

　支援者らへの感謝と共に、「愛すべき後輩の意志を胸に」とプロジェクトの協賛者であり「－ＡＩＤＳ」にも出演していた三浦春馬さん（享年３０）へのメッセージがスクリーン上に流れコンサートが開幕。アリのコスチューム姿で登場した２人は、フォークグループ・アリスをパロディーした「アリっす」として、代表曲「チャンピオン」を息ピッタリの掛け合いで披露。「センキュー！アリがと～！」と感謝を叫び、約４２００人の観客を沸かせた。