２７日に放送されたＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」では、歩き巫女（大竹しのぶ）の「天命に逆らうな」という言葉を信じた源実朝（柿澤勇人）が公暁（寛一郎）に暗殺される。だが歩き巫女について、朝時（スーパーサイズ・ミー西本）が「誰彼構わず言っている」などと発言。認知症なのか？などネットをざわつかせている。

　この日の「鎌倉殿の１３人」では、実朝が公暁に暗殺される。公暁は義時（小栗旬）と間違えて源仲章（生田斗真）を刺し殺し、実朝と向き合う。だがこの様子を見ていた歩き巫女が「天命に逆らうな」などとささやき、それを耳にした実朝は抜いた小刀をしまい、公暁に敢えて斬り殺される。

　実朝は八幡宮に向かう前に、別れの和歌をしたためた紙を部屋に置いており、出かける前から殺されることは予感していたようだ。

　だが、実朝暗殺の大混乱の八幡宮で、朝時が「天命に逆らうな～」とつぶやき続ける歩き巫女を見つけ「ああ、このおばあさん、誰彼構わず『天命に逆らうな～』ばっかり言ってるんだよ」「昔はよく当たる歩き巫女で有名だったんだけどな～」と言いだし、これで歩き巫女は認知症説が浮かび上がった。

　認知症の老婆の口癖を実朝が真に受けてしまったのなら、これ以上の悲劇はない。ネットも「歩き巫女の設定が認知症っていう解釈でいいなら脚本鬼すぎるな！！！」「『天命に逆らうな』。実朝様はこの言葉に従ったのに、歩き巫女は耄碌した婆さん、そればかり述べるのだと。それは世迷言だったと…本当に耄碌しているのか」「天命に逆らうな、のおばばですが　年齢による呆けではなく承久の乱で鎌倉に大勢の死者が出ることと、飢饉が来ることの予言であってほしい」「歩き巫女はボケていると言われていたけど　信じるか信じないかは受け取り側次第」など、脚本の解釈にいろいろな声が広がっていた。