田中聖 第3回公判で検察側が余罪可能性を指摘 結審が延期に 京都府警から取り調べと
覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われたKAT-TUNの元メンバー、田中聖被告(37)の第3回公判が29日、千葉地裁松戸支部で開かれた。当初は結審が予定されていたが、検察側が「余罪があると連絡があったので、結審は認められません」と指摘して延期。京都府警から取り調べを受けていることも明かされた。12月予定だった判決公判も変更されることになった。
被告人質問で田中被告は、病院での治療は今月いっぱいで、来月からはリハビリ施設に半年間入寮することを明かして、「社会復帰を目指します」とした。「これまでは深く考えたことがなく、薬物をやめることを浅はかに、甘く考えてた。これからは自分自身、しっかり向き合いたい」と述べた。担当弁護士から「聖、お前、やれるのか」と確認され、「やれます」と力強く即答した。
起訴状によると、田中被告は6月28日頃、柏市で覚醒剤少量を吸引し、翌29日に覚醒剤約0・062グラムを所持したとされる。同20日に名古屋地裁で、覚醒剤取締法違反で懲役1年8月、執行猶予3年の有罪判決を受けたばかりだった。