「鎌倉殿」刺客トウ任務続行 政子と接点にネット沸く「伏線?」最終回、尼将軍が執権を 非情命令か

 鎌倉御所・廊下にて。息子の時元(森優作)のためにあることを三浦義村(山本耕史)に相談する実衣(宮澤エマ)=NHK「鎌倉殿の13人」第46回から
 刺客が尼御台を救う トウの言葉に感動が広がる NHK「鎌倉殿の13人」インスタグラム@nhk_kamakuradono13より
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 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は次回12月4日に第46回「将軍になった女」が放送される。残り3話。12月18日に最終回を迎える。

 次回に向けて更新された公式HPの相関図では、北条の刺客トウ(山本千尋)が引き続き任務続行。前回第45回にトウが北条政子(小池栄子)の自害を止めて接点ができたことで、最終回への考察でネット上がザワついている。

 トウは三代鎌倉殿源実朝(柿澤勇人)が討たれた事件前に、北条義時(小栗旬)の命で北条暗躍を暴こうとする源仲章(生田斗真)暗殺に向かったが、先を読んで待ち構えていた仲章に捕縛された。

 退場かと思われたが、脱出。第45回では、息子実朝と孫公暁をなくして呆然とする政子が、喉元に短刀を突きつけて命を絶とうとした際に、すかさずトウが現れ「ならぬ」と制止。姉の様子を見て察知した北条時房(瀬戸康史)の指示で監視していたとの見方も出ている。

 政子が「では、あなたが殺して」と頼んだが、トウは「主の命がなければ人は殺せない」と断り、「自ら死んではならない」と諭した。

 「鎌倉殿」の公式インスタグラムには、生還して政子を救ったトウの写真がアップされ「トウが生きてて嬉しかった」「トウと政子の究極の場面は印象深かった」「政子にかけた言葉はトウが言うからこそ響きました」「尼御台を救ったのが人を殺めるのを生業としてきたトウなのは感動しました」「トウと尼御台のシーン泣きました」と反応する投稿が集まっている。

 ただ、歴史年表では承久の乱が迫るが、暗殺刺客が活躍する事件は…。

 義時の最後が衝撃的に描かれるとされる最終回に向けて、ネット上では「接点のなかったトウが政子と心を通わせた」「義時の史実上の急死は、このドラマでは、政子の命を受けたトウによる暗殺」「政子がトウを使って鎌倉の闇をはらうルートもあるのか」「トウが生き延びて政子と接点ができたのも最終回への布石だろうか」「政子とトウに接点が生まれたの結構なフラグでは」との考察が相次ぎ、盛り上がりをみせている。

 「主の命がなければ人は殺せない」の言葉も、意味深長との指摘もある。

 【第46回「将軍になった女」】

 新たな鎌倉殿を迎えようと朝廷に伺いを立てる北条義時(小栗旬)、大江広元(栗原英雄)たち。実衣(宮澤エマ)が野心を燃やし、三浦義村(山本耕史)が暗躍する中、京では鎌倉への不信感をさらに高めた後鳥羽上皇(尾上松也)が、藤原兼子(シルビア・グラブ)、慈円(山寺宏一)と共に今後を見据え、鎌倉への圧力を強めていく。一方北条家では、思い悩む泰時(坂口健太郎)をよそに、のえ(菊地凛子)が愛息・政村(新原泰佑)を…。

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