NHK前田会長 ネトフリ広告付き低価格プラン「詳細説明なく始まった。大変遺憾」

 NHKの定例会長会見が1日、東京・渋谷の同局で行われ、前田晃伸会長は、米動画配信大手のネットフリックスが11月に広告付き低価格プランを始め、NHKや民放各局を含め波紋を呼んでいることついて言及。「新しいサービスが始まる直前、事務的な連絡があって詳細説明が一切なく始まった。率直に言って大変遺憾な状態だと思っている」と話した。

 このプランはNHKのインターネット活用業務実施基準に抵触するとして同局が抗議し、現在は同プランでの配信は停止。民放各局でも、放送局側が意図しないCMがコンテンツと一緒に流れることを大いに問題視している。

 NHKとネトフリは2015年から契約を結んでおりコンテンツを提供。前田会長は「NHKとして初めての対応を迫られるケースで、メディアを取り巻く環境が激しく、またスピードは速いだろうと受け止めていますが、前例がないケースにどう対応するか環境の変化を踏まえしっかり考えていかないといけない」と話し、今回の件でネトフリ側とは協議を継続中で「インターネット活用業務実施基準に沿ったサービスとなるようまとめていきたい」と話した。

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