「サンモニ」田中優子氏「攻めてくるかもしれない国」への協力に「予算使って」
前法大総長の田中優子氏が4日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、「攻めてくるかもしれない国」との国際協力について言及した。
自民、公明両党が敵のミサイル基地を攻撃する「反撃能力」の保有について合意したという話題。司会の俳優・関口宏は「ひと昔前の公明党なら反対してたんじゃないかな」と疑問を投げかけた。
田中氏は2015年の安保関連法案成立からの流れだと説明。「こうなると本格的に始まるだろうと思います」とした。
「本当に反撃ですむのかっていうのがわたしたちの懸念で、無理だろうと。今までも北朝鮮のミサイルが飛んでくる時でも海に入った時にアラートが鳴る」と探知能力に疑問も。米国が日本に「矛と盾」になることを求めていると分析した。
続けて、防衛費の予算には「研究開発」「国際的協力」という名目もあるとし、「『国際的協力』というのは単に分断するということじゃなくて、攻めてくるかもしれないその国との平和条約であるとか、いろんな国際協力がある。そちらにも使ってほしい」と強調した。