ホリエモン、旧統一教会の被害者救済に自己責任論 炎上覚悟「また叩かれる」
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が4日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る被害者救済法案について「自己責任論」を示した。
旧統一教会を巡る被害者救済法案が閣議決定されたという話題。全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士は番組のVTR取材に対して、法案が作られることは肯定的に捉えたが「問題点が解消されていない」ため「被害者救済という意味では不十分」と指摘した。元2世信者の小川さゆり(仮名)さんは「家族の取り消し権」について「当てはまる人が少なすぎる」「取り戻せるお金が扶養の範囲内」「未成年の宗教2世が親を訴えるにはハードルが高い」と問題点を挙げた。
旧統一教会を長く取材するジャーナリストの鈴木エイト氏は、小川さんのように現時点で訴えている2世信者は法案が成立しても過去にさかのぼって被害を取り戻すことはできないと説明。この先に苦しむ可能性がある2世信者のために戦っているとした。
法案についてコメントを求められた堀江氏は首をかしげながら「ぼくはあんまり興味ないですけど…」と戸惑い気味に答えた。普段の歯切れの良さは見られず「『ぼくに聞かないで』って感じなんですけど」とあからさまにコメントをいやがった。
「だって、まぁ、ぼくはある程度、自分がお金を何に使うかっていうのは個人の自由だと思っているから。その、子どもがあれこれ言う問題では、ぼくはないと思っている立場なんで。そんなこと言われてもなぁって言う風には…まぁ自己責任かなぁ」とポツリポツリと語り、献金は親の自己責任であると主張した。2世信者についても「そんな親のもとに生まれてきた“親ガチャ”がどうのこうのとか言ってるけど、まぁ自分は自分でどうにかするしかないんじゃないですかって」と見解を示した。
続けて「ぼくはそう思ってるんで、あんまそういうこと言うとまたたたかれるじゃないですか」とコメント。炎上発言であることは理解しつつも、意見を曲げてまで無難な発言はできず「おれに聞くなよ」と困り顔だった。