ジャニーズの５人組・Ａ．Ｂ．Ｃ－Ｚが４日、東京・帝国劇場で５日に開幕する主演舞台「ジャニーズ伝説」の公開稽古と取材会に、共演の元光ＧＥＮＪＩ・佐藤アツヒロ（４９）と出席した。初日を前に、サッカーＷ杯日本代表が強豪・ドイツ、スペインに歴史的勝利を収めた快進撃になぞらえ、意気込みを語った。

　大のサッカー好きの橋本良亮（２９）は「死のグループといわれていたリーグから１位突破。奇跡じゃないんだと思った。僕らも分野は違いますけど、刺激を受けています」と目を輝かせた。クロアチア戦は「２－０で勝ってほしい」と願い、自らも千秋楽まで“ブラボー”なパフォーマンスを届けると誓った。

　結成６０年を迎えた初代ジャニーズの奮闘と成長をノンフィクションで描く名作。今作では新たに、８０年代後半から社会現象を巻き起こした“光ＧＥＮＪＩ伝説”も演出に盛り込まれた。当時を知る佐藤の経験談も参考に代名詞のローラースケートがもたらした影響など功績に触れた。

　第２幕では、恒例の「ジャニーズメドレー」で歴代タレントの楽曲、計３６曲を披露。１０月２８日に全世界配信デビューしたＴｒａｖｉｓ　Ｊａｐａｎの「夢のＨｏｌｌｙｗｏｏｄ」も歌い上げ、塚田僚一（３５）は「初代ジャニーズが果たせなかったアメリカデビューをついに果たしました」と亡きジャニー喜多川前社長の悲願を叶えた喜びを代弁した。

　共演のジャニーズＪｒ．ユニット「Ｊｒ．ＳＰ」は、「ジャニーズアイランド」新社長に就任した元Ｖ６・井ノ原快彦（４６）の発案で「ＳｐｅｃｉａＬ」に改名。新たな風もまとう。