香川照之「市川中車」で復帰 性加害疑惑報道以来3カ月ぶり演技
2019年の性加害疑惑が週刊誌に報じられた俳優の香川照之(56)が6日、東京・歌舞伎座「十三代目市川團十郎白猿襲名披露 十二月大歌舞伎」(26日まで)の昼の部「鞘當(さやあて)」で市川中車として俳優復帰をした。演技を披露したのは9月29日に最終回が放送されたドラマ「六本木クラス」以来、3カ月ぶり。
10月に歌舞伎座での顔寄せ手打式に列座していたが、この日が本格的な舞台復帰。少し頬がやつれた印象も「見ていられぬのが私の気性。預けてくださいませ~」と貫禄のあるせりふ回しを見せると、客席から「澤瀉屋!」と大向うが。松本幸四郎と尾上松緑と3人で見得を切ると、温かい拍手が送られた。
香川は8月、東京・銀座のクラブで19年に行ったホステスに対しての性加害疑惑が報じられた。所属事務所は事実関係を認め、出演していたTBS系「THE TIME’」などを降板、CMも多く打ち切られた。