「鎌倉殿」善児役・梶原善 絶賛の声に感謝「こんなに人を殺しているのに」
俳優の梶原善が7日、都内で行われたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜、後8・00)のファンミーティングに登場し、同作で演じた善児役を振り返った。
序盤から八重(新垣結衣)の息子・千鶴丸や北条義時の兄・宗時(片岡愛之助)らを次々と暗殺し、予告編に登場するたびネットがざわつく存在となった善児。作品から退いた後も反響は大きく、梶原は「こんなに人を殺しているのにみんなに『よかったよ』って言われる。さっきも『怖かったです』って言われて『ありがとうございます』と返しました」と照れ笑いした。
脚本の三谷幸喜からは「殺気を感じさせないでやってほしい」とアドバイスを受けていたという。役作りについて梶原は「よくアサシンとか暗殺者と言われるんですけど、善児は雑務をするのが仕事。彼にとってはゴミを片付けるのと同じで、人を殺めている気持ちはなかったと思うんですよね」と解釈。劇中で暗殺された源範頼役の迫田孝也は「確かに殺気なかったですね!」と証言した。
いよいよ18日が最終回。毎週のように主要人物が殺され、結末を知らないキャストも多いだけに、義時の息子・泰時役の坂口健太郎が「よくよく考えると結末を知っているのは(ここでは)僕と(主演の)小栗さんしかいない」と登壇者を見回した。
すると梶原が「僕は(出番が)終わっても『すいません、台本いただけませんか?』ってお願いして(結末を)知ってます」とカミングアウト。他のキャストたちが驚く中、迫田に「とてつもない力を使ってるよね!」とつっこまれていた。