鈴木おさむ氏 SMAPの一番長い日を小説に「彼ららしさと優しさを小説に」原稿料は全額寄付

 放送作家の鈴木おさむ氏が9日、インスタグラムを更新。この日発売の「文藝春秋」の創刊100周年記念号に掲載した小説「20160118」について言及した。この小説は人気グループ「SMAP」の謝罪放送とその後を「小説」として著している。

 鈴木氏は今回の小説執筆について、依頼は「3カ月前」で「色々なニュースが出る前」だったと説明。「とても悩みましたが、その間に、色々なことが起き、ニュースで知り驚くこともあり。結果、小説として書くことにしました」と説明。

 だが「これは『何かを暴露する』とか『誰かを告発したい』なんてものではありません」とも記し、「もうあの日のことなんか思い出したくない!と言う人も沢山いることはわかってます」と、ファンの心情にも寄り添った。

 謝罪放送があった日の原稿は、放送作家の鈴木氏が書くことになっていたが「ここでは、ぼくの目から見えたものを小説として書いていて、あの日の放送からの5人の行動に対して感謝していること、ああいうことが起きる裏での、彼ららしさと優しさ。そんなことを小説として書いています」とも説明している。

 この小説の中には「福島、の話が出てくるのですが、今回の僕の原稿料は全額、東日本大震災ふくしまこども寄附金に寄付させていただきます」とも明言。「この小説によって、小さくてもいいので、何かが変わり、光がさすことを願っております」との言葉で締めくくった。

 文春オンラインでは、この小説について「SMAPのいちばん長い日が小説に 担当放送作家が小説として執筆“20160118”生放送の現場」の見出しで紹介している。

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