サヘル・ローズ W杯で国歌斉唱拒否のイラン代表を心配 帰国後の処遇「わからない」
イラン出身の女優サヘル・ローズが10日、読売テレビ「あさパラS」に初出演。サッカーのカタールW杯で決勝トーナメント進出を惜しくも逃したイランの選手が国歌斉唱を行わなかったことは、「命がけ」の行動だったと発言した。
イラン代表が、なぜ試合前の国歌斉唱を行わなかったかを問われたサヘルは「今イランで抗議デモが起きてるんですよね。女性の自由、権利を求めて。で、実際にサッカーでFIFAワールドカップに行くってなった時に国民は批判したんです。国が今こんなに大変な状況なのに、サッカーどころじゃないだろって」と国内の状況を説明。
そんな中で、選手は決意を持って大会に参加していたといい「あえて世界で見せられる所で国歌を歌わないってことは命がけなんです」と並々ならぬ思いで行ったことだと解説。
リンゴが「ていうことは、彼らは国へ帰ったらどうなるかわからない?」と聞くと、サヘルは「わからない。今、そっちの方が心配です。でも、その覚悟を持って世界中にいる同胞たちに一緒に戦ってるからっていう勇気を与えてくれました」と、かみしめるような表情で話した。