オール巨人 M-1審査員引退「めっちゃ疲れる」「理解できた顔してよう審査できん」慰留も決意変わらず

 笑顔で審査を終えたオール巨人(後列右)とハイヒール・リンゴ(後列左)。手前は優勝したレイジークラフト
 笑顔で審査を終えたオール巨人(後列右)。手前は優勝したレイジークラフト
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 漫才コンビ、オール阪神・巨人のオール巨人(71)が11日、大阪市内で行われた「ハイスクールマンザイ2022~H-1甲子園~」決勝大会の審査員を務めた。18日に行われる漫才ナンバー1決定戦「M-1グランプリ2022」決勝の審査員を、上沼恵美子(67)とともに外れることがこの日、発表されており、「引退は2、3年前から決めてた。(審査は)めっちゃ疲れる」などとサバサバした表情で語った。

 巨人は、毎年、決勝の前は1週間酒を絶つなど全神経を集中させていたことを明かしながら「毎年、(審査に)行かなならん」という追い詰められたような心境だったことも告白。「これで気楽に見られる」と笑顔。「(審査は)めっちゃ疲れるんです。(それから)僕らに理解できひんような漫才に、理解したような顔してよう審査できん」と正直な思いも明かした。

 巨人は昨年まで、6年連続、上沼は5年連続で審査員を務めてきた。上沼とは昨年のM-1の前室(控え室)で会った際、互いに「これから(どうする)?」という話になり、「ほんなら一緒にやめましょうか」と決めたという。昨年のM-1後にはブログで「二人で約束しました!今年で卒業することを!」と宣言していた。

 プロデューサーからは今年も「2回ほど」慰留されたというが、決意は揺らがず。「(プロデューサーは)これから上沼さんのとこ行きます、とか言うてましたけど」と苦笑し、「(2、3年前からやめると)ここまで言うてて、やめへんかったら嘘つきみたいやしな」と豪快に笑った。

 今年の審査員は、ダウンタウン・松本人志(16回目)、落語家・立川志らく(5回目)、サンドウィッチマン・富澤たけし(6回目)、中川家・中川礼二(8回目)、ナイツ・塙宣之(5回目)に加え、博多華丸・大吉の博多大吉が5年ぶりに復帰(3回目)し、山田邦子が初めて審査員を務める。

 なお、ハイスクールマンザイは近畿エリア代表のレイジークラフトが優勝した。

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