「超人ロック」の漫画家・聖悠紀さん死去 10月30日に肺炎で 72歳
「超人ロック」などの作品で知られる漫画家の聖悠紀さんが肺炎のため、10月30日に死去していたことが16日、分かった。72歳。ヤングキングアワーズ編集部が少年画報社の公式サイトで発表した。
葬儀・告別式は家族で執り行い、後日「お別れの会」を予定しているという。
「超人ロック」は、永遠に生き続けられる超能力者、超人ロックの活躍を描く、銀河系を舞台にしたSF作品。聖さんが17歳だった1967年に同人誌で発表。1979年に「少年キング」で同シリーズ「炎の虎」の連載が始まり、1984年には映画化もされた。
聖さんは2017年にパーキンソン病であることを公表。「私にとって描くことはとても大切なことです。もう以前のような絵を描くことはできませんが、これからもできるかぎり描いていきたいです」とコメント。投薬治療を受けながら執筆を続けることを明かしていた。
少年キング元編集長で少年画報社の代表取締役、戸田利吉郎さんがコメントを発表。「聖先生が銀河の彼方に旅立たれました。とても…とても残念でなりません」「私も『超人ロック 炎の虎』執筆時に新宿抜弁天近くの岡芳マンションに何度も原稿を取りに参りました。聖先生は若かった…。」とつづった。