長嶋一茂 原辰徳の激怒事件「あれは参った。まだ覚えてる。やめてよーって」裏話明かす

 野球評論家の槙原寛己氏が17日までに自身のYouTubeチャンネル「Mr・Perfect CHANNEL」を更新。巨人時代にチームメートだった長嶋一茂氏と対談し、巨人時代に原辰徳(現巨人監督)が激怒した事件を振り返った。

 槙原氏が、巨人時代の長嶋氏は守備固めで起用されることが多かったことを振り返りつつ、「原さんの代打で出た時、怒っちゃった時あったけどね」と回顧。1994年9月7日の横浜戦(東京ドーム)、七回に6番・原に代打・長嶋一茂が起用された場面だ。

 長嶋氏は「あれ、俺のせいじゃないから。俺も参ったよ。頼むから出さないでくれって思ったもん」と苦笑いを見せた。

 続けて「あれは淡口さん(打撃コーチ)ですよ。『原さんが調子悪くしてて、もしかしたら原さんのところで代打に行かすから』って、淡口さんが決めたんですよ。それを親父(長嶋茂雄監督)が鵜呑みにしちゃって。何にも考えないで、代打が俺になっちゃったから。東京ドーム、まだ覚えてるよ。頼むよ、やめてよーって」とうんざりした様子で振り返った。

 さらに「逆にみんなどう思ったんですか?先輩方は」と質問。槙原氏は「これ、原さん怒るぞ、やべーぞと思った。でも、監督は普通に出したから。最後通告じゃないけど、原さんへのカンフル剤として刺激を与えたのかなと思ったよ」と返答した。

 すると、長嶋氏は冷静な表情で「でも、それ俺じゃダメじゃん」、「俺がきつい」と苦い思い出を振り返っていた。

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