「ラヴィット!」成功の理由 放送作家が語る「出たら売れるかもという流れある」
フジテレビ「週刊フジテレビ批評」が17日、放送され、放送作家が「2022年のテレビ界」について座談会で話し合った。
お笑いトリオ「ニブンノゴ」のメンバーで、放送作家として「全力!脱力タイムズ」「千鳥のクセがすごいネタGP」を担当する宮地ケンスケは「2022年のベスト番組」にTBS「ラヴィット!」を挙げた。
宮地は「いま、本当にラヴィット!に声がかかったら、売れるかもしれないという流れがすごくありまして」と業界でささやかれている話を公開。「というのもテレビのルールがあって、あんまり変なことをしたら他の人に迷惑をかけるよ、みたいな空気感があるじゃないですか。けど、川島(明)はそういうの、一切もうなしにして、とりあえず、自分たちの素のままで来てっていう空気を出してくれるらしいんですよ、芸人いわく」と出演者のリアルな感想を伝えた。
その一例として、ぼる塾の田辺智加がロケで、体重オーバーでアトラクションを体験できなかったため、ロケの間、落ち込んでいたという放送回を取り上げた。
宮地は「これのすごいのって、スタッフさんが『田辺さんかわいい』っていう目線で撮るんです。昔なら茶化しかねないじゃないですか。でも『元気なくなっていく田辺さんかわいい』って愛情を持って撮っているので、見ててすごく気持ちよくて、朝から僕がすごく幸せな気持ちになったなというのを覚えてて、今年の印象に残ったのはそこかな」と語った。
当初は視聴率で苦戦した「ラヴィット!」も、いまや人気番組として大成功。その理由をプロの目線で解説していた。