元C-C-B関口誠人 死去の笠浩二さん「Romantic」を「泣きながら収録してた」苦悩の姿
元C-C-Bのドラムでボーカルの笠浩二さんが脳梗塞で死去したことを受け、元C-C-Bでミュージシャンの関口誠人(63)が18日、都内でライブ終演後に取材に応じ、代表曲「Romanticが止まらない」の秘話を明かした。
TBSドラマ「毎度おさわがせします」の主題歌に起用されて大ヒット。笠さんの声が1番ヒットしやすい声をしているのではという理由で、作曲の筒美京平氏から「笠くんじゃなきゃ、私は曲を書かない」と言われたという。ドラムに加えてリードボーカルを担当することになって苦悩する笠さんの姿を、関口は「泣きながらボーカルを録音してたのが忘れられない。彼にばかりプレッシャーをかけてきたのかな」とポツリ。ドラムをたたきながら歌う斬新なスタイルで成功を収めた笠さんを「彼がプレッシャーをはねのけたおかげで、あの曲がヒットして認知された。頑張ってくれたと思います。本当に感謝しかない」と追悼した。
アンコールでは「Romantic-」を熱唱。笠さんを惜しんで「俺は歌い続ける」と絶叫した。以前、笠さんの体調が悪いと知り、自身のツイッターに「そろそろ肩の荷を降ろしてもいいのでは?」と書き込んだが、「本格的に肩の荷を下ろしちゃったな」と沈痛。囲み取材の最後には「僕は(歌を)辞められないなと。それを笠も、渡辺英樹(15年に死去)も望んでくれていると信じている」と新たな決意を、自らに言い聞かせるように静かに語った。