ナイツの塙宣之が１９日、ニッポン放送「ナイツ　ザ・ラジオショー」で、前夜の「Ｍ－１グランプリ２０２２」の決勝戦で、ウエストランドに入れた理由を明かした。

　塙はＭ－１で審査員を務め、決勝３組の中ではウエストランドのボタンを押した。塙は「本当に迷った。最終決戦。違いすぎるから」と３組とも芸風が違い、なおかつ全組爆笑をさらっていたことから大いに悩んだという。

　そのため「こんな方法、良くないかもしれないけど、ミスを探すしかない」と審査方法を明かし、「そう考えると、さや香、新山くんが緊張してて顔が強ばった」と指摘し、テレビでＭ－１を見ていた土屋伸之も「実際、噛んだしね」と同意。塙は「それがお客さんに伝わった。そういうのって分かるよね」とコメント。

　そして「そう考えると、井口はもちろんすごいけど、河本のメンタル。本当にすごい」と、ウエストランド・河本太のメンタルを絶賛。土屋は「間違えたって言ってたよ？（ネタが）飛んだって」というと、塙は「でも一切わからない。当たり前みたいな感じ」「何にも乱れてない」と驚いた。

　ウエストランドはラストの１０番目の出番だったが「待つメンタルとかある。結局マインド」とも語り「最後の涙にそれが出た。頑張ってたんだなって。あれで一滴も涙が出なかったら腹が立つ」と笑って話した。

　河本について「あいつも井口だけがフューチャーされていくけど、あのメンタル、実はすごいと、さや香との比較で分かった。そこで噛んじゃうさや香と、噛まないウエストランド。その違いだけ」と審査のポイントを明かしていた。