前田忠明さん 9月に死去していた 81歳、くも膜下出血 愛称「前忠さん」芸能リポーター
フジテレビ系情報番組などで活躍した芸能リポーターの前田忠明(まえだ・ただあき)さんが9月28日、くも膜下出血のため都内の病院で死去していたことが19日、分かった。81歳。北海道出身。告別式は近親者のみで行われた。
フジテレビによると、前田さんは9月28日に都内の自宅で頭を打ち救急搬送され、同日の午後4時30分ごろに都内の病院で死亡が確認されたという。
前田さんは1970年に女性誌の記者となり、80年にフジテレビと専属契約を結び、芸能リポーターに転身。「前忠(まえちゅう)さん」の愛称で親しまれ、「おはよう!ナイスデイ」「情報プレゼンター とくダネ!」など、フジテレビ系の番組で長年活躍した。
フジテレビは「40年もの間、数々の芸能関係の取材にご尽力いただきました。これまでのご功績に深く感謝申し上げるとともに、謹んで心より哀悼の意を表します」とコメントを寄せた。
芸能界の裏側を軽快な語り口で解説し、“ライバル”故・梨元勝さんらとともに第一線で活躍。10年8月に梨元さんが死去した際には「俺より若いのに先に逝くなよ」と盟友との別れを惜しんでいた前田さん。また一人、芸能リポーター界の重鎮がこの世を去った。