歌手やタレントとして活躍した高見知佳（たかみ・ちか）さんが２１日、がんのため愛媛県新居浜市内の病院で死去したことが分かった。６０歳。愛媛県出身。

　関係者によると、１１月ごろに子宮がんが発覚。その後肺に転移し、闘病中だったという。

　高見さんは７８年にシングル「シンデレラ」でアイドル歌手としてデビューし、８４年の「くちびるヌード」がヒット。また、女優としても映画「蒲田行進曲」（８２年）などに出演し、ＮＨＫ「スタジオパークからこんにちは」の司会を務めるなどマルチタレントとしても活躍した。

　近年は愛媛県を拠点に活動していたが、今年７月の参院選で立憲民主党の推薦を得て、無所属で地元の愛媛選挙区から立候補。高校卒業までの教育費完全無償化や介護サービス利用時の自己負担軽減を公約に掲げたが、落選していた。