ＮＨＫの鈴木奈穂子アナウンサーが２２日、同局「あさイチ」の朝ドラ受けで、「舞いあがれ！」に出てきた、朝陽（又野暁仁）の母・美知留（辻本みず希）の思いに涙を浮かべた。

　この日の「舞いあがれ！」では、都会から来た美知留と朝陽親子。朝陽は舞（福原遥）との会話で、星が好きな事が分かり、祥子（高畑淳子）から借りた双眼鏡で夜遅くまで星を見るように。

　学校にも行くことができず、星を見ることだけに夢中な朝陽へ、母の美知留は、早く寝るように、縁側で星を見る朝陽の図鑑を片付けようとするが、朝陽が激怒。「やめて！まだだって！」「イラつく！」などときつい言葉を浴びせられる。

　美知留は夜中、一人で台所で座り込んでいると、祥子が声をかける。美知留は「ずっとずっと他の子と違うんです」「他の子が機嫌良く遊んでいるのに、朝陽だけ泣き続けて…。私の育て方が悪いんだってずっと言われて。ずっと謝ってばっかりで、夫とはうまくいかなくなって」と思いの丈を話し出す。

　そして「あの子には私しかいないんです。だから私がしっかりしよう、大きくなったら落ち着くはずだって。そう思って頑張ってきたのに、どうしてうちの子だけ…」と涙する。

　「あさイチ」に切り替わるも、華丸大吉の大吉は「お母さんねえ…」としんみり。母親でもある鈴木アナは一瞬言葉が出てこず「もう、多くの母親が同じ思いを抱えたんじゃないかなと」と涙。しかも学校に行けない朝陽が、夜、一人で学校の支度を整えていたことに「朝陽君も学校に行きたいんですね」「すごい健気で…」と親子に思いを馳せた。

　ネットも「朝陽くんとお母さんが安心して過ごせるようになりますよう」「お母さんの気持ちがすごくわかすし、胸が苦しくなった」「お母さんの声にならない泣き声が重なって…涙がこぼれました」など反響を呼んでいた。