女優の薬師丸ひろ子（５８）、伊藤沙莉（２８）、葵わかな（２４）の３人が来年３月２５、２６日にテレビ朝日系列で放送される二夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」に主演することが２２日、分かった。戦前から戦後にかけ食に関わる革命を起こし、日本の食卓を変えた２人の女性を描く。

　第一夜は、計量カップ、軽量スプーンを生み出した医師・香美綾子を葵が演じる。料理を数字化しようと現代のレシピ、料理カードを作り上げた女性の半生を描く。第二夜では日本初の女性建築家をモデルとして浜崎マホを伊藤が演じる。台所を家族が集う家の中心に移動させ、戦後の日本住宅を一変させた“発明家”。薬師丸は壮年期の綾子を演じ、２人のヒロインをつなぐ存在として、物語の中で重要な役割を担う。

　３月の放送を前に、葵は「綾子がみなさんの背中を押すようなキャラクターになったらいいなと思いながら演じています」と説明。伊藤が「革命を起こした彼女たちのおかげで、今があることを表現できたら」と話せば、薬師丸は「若い女性たちが大活躍するドラマです。ぜひ応援する気持ちで見ていただけたら」と呼びかけた。

　脚本は、ＮＨＫ連続テレビ小説「マッサン」や映画「パッチギ！」、「フラガール」など数々のヒット作を手がけてきた羽原大介氏。演出は「特捜９シリーズ」、「妖怪シェアハウス」などの豊島圭介氏、音楽はＮＨＫ連続テレビ小説「花子とアン」や、アニメ「鬼滅の刃」で知られる梶浦由記氏が担当する。