歌手の平原綾香（３８）が２３日、都内で「Ｊｕｐｉｔｅｒ基金Ｐｒｅｓｅｎｔｓ　平原まこと　５０周年　メモリアルコンサート」（来年３月５日、東京・東京国際フォーラム）の取材会を行った。

　昨年１１月に、日本を代表するサックス奏者で父の平原まことさんが死去。平原にとって初の追悼コンサートの開催に「今は父が体の中にいるんだなと。父にいっぱい演奏してもらおうかな」と父への思いをにじませた。この１年を振り返って「大変でした。大黒柱にならなきゃともがいて苦しくなったこともあった」と涙を目に浮かべて吐露。しかし、家では“お笑いパパ”だったというまことさんの姿に自身を重ねて「私も弱音を吐かず、この日も父が残した楽曲に包まれながら、たくさんの方に幸せを届けられるように頑張ります」と笑顔を見せた。

　まことさんの親友で歌手のさだまさし（７０）がゲスト出演。「父とは長崎つながりで。父と同い年で、何となく似ているので『さだパパ』と呼んでいる」と明かしていた。

　同公演には、さだのほかに、米・ロサンゼルスで活動する姉のＡＩＫＡ（４１）、作曲家で舞台音楽家の宮川彬良氏（６１）も出演する。