「サンモニ」関口宏「変なオリンピックだったんだねぇ」青木理氏「恥の五輪」と指摘
俳優の関口宏が25日、司会を務めるTBS系「サンデーモーニング」に出演し、東京オリンピック・パラリンピックについて「変なオリンピックだったんだねぇ」と評価した。
番組は、会計検査院が21日に、東京オリ・パラの経費は約1兆7000億円だったと公表したというニュースを伝えた。2013年に立候補した当初の予定金額の約2・3倍だったという。22日には東京オリ・パラのスポンサー契約などをめぐる汚職事件で大会組織委の元理事・高橋治之被告に賄賂を渡した罪に問われている「AOKIホールディングス」前会長・青木拡拳被告らの初公判が行われ、青木被告らは起訴内容を認めていたことも伝えた。
これらのニュースを読み上げた関口は「何か変なオリンピックだったんだねぇ」とポツリ。ジャーナリスト・青木理氏は「1960年代のノスタルジーみたいなところで招致した」と持論を展開。ジェンダー、障がい者、いじめの問題もあったとし「関係者が次々辞めるなんてこともあって、揚げ句の果てに贈収賄でしょ。ある意味で『恥の五輪』って言ってもいいのかもしれないような惨状だった」と指摘した。
さらに札幌が2030年の冬季五輪招致を目指していることにも言及。「(招致の)是非も含めて、オリンピックのありようをもう一回根本的にね、考え直すべきだと思いますね」と疑問を投げかけた。