宮野真守、声優「いろんな声を出して問題」に言及 基本の演技の大切さ説く

 声優の宮野真守が25日、フジテレビ系「ボクらの時代」に出演し、「声優、いろんな声出せる問題」に言及した。この日は同局系で放送されている「うる星やつら」で共演する諸星あたる役の神谷浩史、ラムちゃん役の上坂すみれとのトーク。宮野は面堂終太郎の声を担当している。

 神谷が「声優にとっての実力ってどこにあるのか分からない。いろんな声色を使い分けられるとか、いろんな役割を演じられるとか」と問題提起。宮野は「『いろんな声を出してください』問題ね。『そういう仕事じゃないのにな』って思いながら」とうなずいた。上坂は「『テレビに出るといろんな声を出させられる問題』。分かりやすく説明するには、『こういう仕事』なんだっていうのがすぐ分かるっていうのはあるかも」と解説した。

 宮野は「それをおもしろがってもらえるのもいいかもしれないけど、『こういう仕事なんだ』って目指す人がいると思うんだよね。そう思うとそこには責任持たなきゃいけないから、ちゃんとしたことを伝えたいなと思う」とまじめにコメント。「いろんな声を出す瞬間もあるんだけど、そっちだけが独り歩きしちゃう。それが危険だなとはいつも思ってる」と“声優=声色”と勘違いされることを危惧した。

 宮野は新人について「『弟子入りさせてください』なら全部教えるけど、大勢の人に言ったとて、その人に合ったやり方なんて一個も教えられない」と授業は難しいとした。もし弟子を取ったら「まずは海外のメソッドをやらせる。お芝居の」とし、声色の前に演技の基本を学ばせると説明した。

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