藤井聡太竜王 ハマり中の「トレインシミュレータ」笑顔で熱弁 東西対抗戦は東軍が勝利
将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖との五冠=20)が25日、都内で行われた「サントリー将棋オールスター 東西対抗戦2022」に、羽生善治九段(52)、永瀬拓矢王座(30)らと登壇した。トークショーではそれぞれ私生活を語り、トップ棋士の素顔が垣間見えた。
鉄道好きの藤井竜王は「トレインシミュレータ」ブームが継続中。PCで実在路線を運転体験できるもので、「駅によって停車位置が違ったり、制限速度の区間があったり、勾配によっても運転の仕方が変わってくるので、上達しがいがあるなと思っています」と笑顔でその魅力を熱弁していた。一方で、以前から取り組むトレーニングは「最近は寒いことを言い訳にサボっているので…温かくなったら。来年は心を入れ替えて頑張りたいです」と苦笑いしていた。
うさぎ好きで、SNSではうさぎツイートも多めの羽生九段は、マイブームで「うさぎ」と回答。「暮らしていると朗らかな気持ちになります」とほほえんだ。ダイエットの進捗を問われ、「えっと…継続中です。落ちるけどすぐ戻るので、五十歩百歩という感じです」とタジタジだった。
準公式戦の本棋戦は、関東、関西所属に分かれ、人気投票などで選ばれた6対6で戦う団体戦。4番手で登場した藤井竜王は、永瀬王座との人気投票東西1位対決で勝利。個人結果は3勝3敗で並び、リレー将棋に勝った東軍が勝利。藤井竜王は西軍所属で、豊島将之九段と組んだリレー将棋で敗れ、「楽しく指すことができたけど、作戦タイム直後に間違えてしまった」と振り返った。