Sexy Zoneマリウス葉 芸能界引退への思い「復帰する未来図が描くことできず」
ジャニーズ事務所は27日、Sexy Zone・マリウス葉(22)が、12月31日の「ジャニーズカウントダウン2022-2023」への出演をもってグループの活動を終了するとともにジャニーズ事務所を退所し、芸能界を引退することを公式サイトなどで発表した。
マリウスは公式サイトでファンに向け、心境や決断に至った経緯について説明。2020年12月に心身のバランスを崩したことを要因とする体調不良で芸能活動を休止したが、「幼少期をドイツで過ごし、東京に移り住むことにより、文化の違いに戸惑うことも少なくありませんでした。ファンの方々、メンバー、家族、関係者の方々の期待に応えたい、そして皆さんに喜んでもらいたいという気持ちは芸能界に入ったころから強く、期待に応えることが出来たときには、とても強い幸福感を感じていました」「しかし、年を重ね、期待に応えたいと精進するうちに、自分が本当はどんな人間なのか、何が好きなのか、何が必要なのか等わからなくなり、自分を見失ってしまいました。そのような状態で仕事や学業に励むことが困難となり、休止に至りました」とつづった。
活動休止中は、しばらくドイツで心身医療の専門家のサポートを受け、治療と療養に専念。日常生活を取り戻すために、2021年の夏ごろに学業の再開から試み、同年9月にスペインの大学に編入した。その中で、「グループとの強い繋がりは、常に心の支えとなってくれ、そして、僕の復帰を待ち望んでいる方々の想いに応えたいという強い願いがありました。ただ、日常生活を取り戻す中で、日本に帰国して芸能界に復帰するという未来図が描くことがどうしても出来ずに、葛藤の末、芸能界引退を考えるようになりました」と心境に変化が訪れたことを明かし、「この葛藤をメンバーや事務所に伝え、何度も話し合いをした結果、4人のお兄ちゃんは『マリウスの健康と夢を応援するよ』と言ってくれ、今年の年末に卒業することになりました」と退所および引退への意思を固めたという。
ファンに向け「皆さん一人ひとりがいなければ、今の僕はなかったと思います。皆さんが示してくれた愛、そして僕が受け取った愛は、永遠に僕の心に残ります。アイドルになったことを後悔したことは一度もありません。その理由は皆さんがいたからです」とつづり、「毎回、ステージに立つ前に、皆さん一人ひとりに精一杯の愛とエネルギーを注ごうと考えていましたが、実際には、皆さんからたくさんの愛とエネルギーをもらっていました。感謝の気持ちは言葉では言い尽くせません。今までの経験は、一生忘れません。心から愛しています」と感謝。
「これからは、ファンの一員としても Sexy Zone を応援していきます。そして僕は、日々の生活の中で人々の役に立ち、何かを与えられるよう、自分なりにベストを尽くしていきます。未来のどこかで僕たちの道が重なる日まで、皆さんの健康と幸せを祈っています」と結んだ。
◇マリウス葉(まりうす・よう)2000年3月30日生まれ。ドイツ・ハイデルベルク出身。父はドイツ人、母は元タカラジェンヌ。ジャニーズ史上最年少の11歳でデビュー。日英独語を操るトリリンガルで、2018年に上智大学国際教養学部に入学した。身長183センチ。O型。