【全文】宝塚歌劇団 演出家セクハラ報道の文春に「配慮欠いた記事 大変遺憾」原田氏の退団発表

 宝塚歌劇団は28日、週刊文春で20代の演出スタッフにセクハラ行為をしたことが報じられた演出家の原田諒氏について、声明を発表。退団したことを報告した。

 一方で、報道に対しては「当該報道は、個人のプライバシー保護の観点から配慮を欠いた記事であり大変遺憾」とした。「本件に関して弊団が隠ぺい等の不適切な対応や不誠実な発言を行ったかのような、事実と異なる内容や表現がございますが、ハラスメント事案があったことは弊団として確認しており、関係者から慎重に聞き取りを行い、また弁護士等の見解を参考に、厳正に対処するとともに、ハラスメントを受けた方の心情に寄り添い真摯に対応しております」と反論した。

【声明全文】

この度、宝塚歌劇団内のハラスメントに関する一部報道がございました。

ご心配をおかけしたファンの皆様ならびに関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。

当該報道は、個人のプライバシー保護の観点から配慮を欠いた記事であり大変遺憾であるとともに、本件に関して弊団が隠ぺい等の不適切な対応や不誠実な発言を行ったかのような、事実と異なる内容や表現がございますが、ハラスメント事案があったことは弊団として確認しており、関係者から慎重に聞き取りを行い、また弁護士等の見解を参考に、厳正に対処するとともに、ハラスメントを受けた方の心情に寄り添い真摯に対応しております。

なお、ハラスメントを行った団員は既に退職しており、現在は宝塚歌劇団及びグループ会社のいずれにも所属しておりません。

弊団では、研修やアンケート調査の実施、相談窓口の設置などを通じて、ハラスメントの根絶に力を入れて参りましたが、今回、このような事案が発生した事実を重く受け止めており、今後はハラスメントの防止のさらなる徹底に努める所存でございます。

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