麒麟・川島明「ラヴィット!」生放送中に母の死を知った「頭が回らへん」状況でも完走
お笑いコンビ麒麟の川島明が27日、NHK「ファミリーヒストリー」に出演し、TBS系「ラヴィット!」の本番中に母・悦子さんの死去を知ったことを告白した。
川島は昨年3月末からスタートした「ラヴィット!」でMCを担当。悦子さんはこのころから体調を崩して入退院を繰り返すようになった。入院中は川島の出演しているテレビを見るのを楽しみにしていたという。
しかし、昨年11月23日未明に悦子さんの容体が悪化。医師は家族に「ここからは回復することはないです」と告げた。川島の兄・修一さんはテレビをつけて悦子さんに「ラヴィット!」を見せたという。
川島は悦子さんの容体を聞いていたが「ラヴィット!」生放送をしっかりとやり遂げた。悦子さんは放送中の午前9時7分に亡くなった。川島は9時27分に修一さんからの「後で電話ちょうだい」というメッセージを受け取って確認しており、母が亡くなったことを理解していたが、笑顔で出演を続けた。
川島は後に修一さんに「もう何も頭が回らへんかった」と本番中の思いを語っていた。川島は「ラヴィット!」放送後に修一さんにメッセージ。「最後までほんまに頑張ってくれたんやな。みんなも集まってくれたんやな。お母さんの子供でほんまに幸せやわ。」と伝えていた。
番組では悦子さんがお笑いが大好きだったことも伝えたが、川島は「え、そうやったん!?」とビックリ。芸人になってからは、人を傷つけるような言動をした時にしかられたこともあった。生前には「ほっとするような仕事をしてください」と言われていたという川島。最後は涙を見せ「これからさらに胸張って、芸人をやりたいと思います」と母に誓うように語った。