レコ大 セカオワが大賞 受賞曲「Habit」TikTok内総再生回数25億回大バズリ

 日本レコード大賞を受賞したSEKAI NO OWARIの(左から)Saori、Fukase、DJ LOVE、Nakajin(撮影・堀内翔)
 初の大賞に輝いたSEKAI NO OWARIの(左2人目から)Fukase、Nakajin、Saori、DJ LOVE(撮影・堀内翔)
 「Habit」を熱唱するSEKAI NO OWARI(撮影・堀内翔)
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 「第64回輝く!日本レコード大賞」(日本作曲家協会主催)の最終審査会が30日、都内で開かれ、男女混合4人組バンド・SEKAI NO OWARIが「Habit」で初の大賞に輝いた。最優秀新人賞は、現役大学生歌手の田中あいみ(22)が獲得した。29年ぶりに再始動した特別賞受賞の男闘呼組、年内いっぱいで歌手活動を休養する氷川きよし(45)らが歌声をステージで披露した。女優の有村架純(29)が初の総合司会を務めた。

 シニカルな歌詞とクセ強なダンスで日本中を“中毒”にさせた4人組が頂点に輝いた。

 大賞として呼ばれると、ギターのNakajinは「あ~とてもうれしいです。曲を作った時は時間が無くて僕らの色がそのまま入った曲で肯定された気持ちです」とクールに喜んだ。過去に7回レコ大を経験したとあって、Fukaseは「やっと頂けた」と多幸感に包まれていた。

 受賞曲「Habit」は、ストリーミングで大ヒット。総再生回数は2億回以上を記録した。4月28日にYouTubeに投稿されたミュージックビデオは、154日間でバンド史上最速の1億回再生を達成。現在までに1・2億回を突破するなど、数字で活躍ぶりを証明した。

 MVではバンド史上最高難易度というダンスに挑戦。コミカルで奇妙なダンスが話題になり、HIKAKIN、きゃりーぱみゅぱみゅら著名人や若者から“踊ってみた動画”が次々に投稿された。TikTok内総再生回数25億回以上とバズり、楽曲が拡散されるきっかけを生んだ。

 この日もダンサーとともにステージを展開。3年ぶりに有観客で行われた会場のファンを一体にした。

 2011年のメジャーデビューから「RPG」「Dragon Night」などのファンタジックな楽曲で人気を確立したが、「Habit」ではイメージを一新。「♪説教するってぶっちゃけ快楽-」。人間らしさがにじみ出るダークな歌詞で、人々の心をわしづかみにした。

 今年は自身初となる4大ドームツアーを達成するなど充実した1年に。その締めくくりに、人々をやみつきにさせる名曲で音楽史にその名を刻んだ。

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