田原総一朗氏 朝生出演者に謝罪ツイート 番組中ブチギレ「出て行け!」ネット「人の話を聞け」
ジャーナリストの田原総一朗氏が1日未明放送のテレビ朝日「朝まで生テレビ!」で、出演者に「日本から出てけ!」と怒鳴りつけ、放送終了後にSNSで謝罪した。
この日は「元旦激論!ド~する?!日本“再興戦略”は?!」と題して、自民党の片山さつき氏、国際政治学者の三浦瑠麗氏らのほか、ジャーナリストでお笑い芸人たかまつなならが出演した。
番組中盤、「日本は立ち直せるか」という質問に出演者が○×で回答した。元財務省の小幡績慶大准教授が「知性の堕落」と指摘。「このメンバー見たって、20年間同じようなメンバーで、同じような議論をして、進歩が全然ないよ」と番組批判を繰り出した。
その言葉にカチンときた田原氏は「おふたりは若いよ」とたかまつらを指さした上で、「あんた、何にも見てないよ。ムチャクチャ言うな!彼らだって若いじゃないか」と小幡氏にブチ切れた。
小幡氏は「彼らは素晴らしい。彼らに発言させないと」と要望すると、たかまつは「発言させてください」と手を上げた。たかまつは×を挙げた上で「日本には諦めがはびこっている。日本は社会を変えられると思っている若者は2割くらいで、先進国の中でものすごく低い数字なんです」などと意見をぶつけ「やっぱり教育が必要」と欧州の主権者教育の必要性を述べた。
聞いていた田原氏は「あなたは本心×なの?本当は日本はよくなると思っているの?思っていないの?」と問いただした。たかまつが「思ってないです。だって…」と話し出すと、田原氏は遮り「だったら、日本から出て行け!この国に絶望的だったら出てきゃいい」と声を荒らげた。
たかまつはひるむことなく「日本は防衛予算と同じくらい、子供の教育にお金をかけなきゃいけない」と応戦した。
たかまつは出演後にツイッターを投稿。「『スタジオから出て行け!』と田原さんに言われましたが、終わったあとは、仲直りしました」と感想をつづり、田原氏とのツーショット写真を載せた。
田原氏はたかまつの書き込みをリツイート。「失礼致しました。たかまつさんには絶望しないで頑張り続けて欲しいので、その気持ちをぶつけてしまいました。これからも宜しくお願い致します」とつづった。
田原氏の書き込みにネットでは「少しは人の話を聞きましょう」「だからといって出て行けはない」「元気でいいですね」とさまざまな意見が寄せられた。