箱根駅伝 実況の「箱根行きの中央特快」が鉄道ファンくすぐる「立川過ぎたら各駅」「紫の通過待ち」
箱根駅伝の往路が2日、東京、箱根間で行われた。日本テレビの実況で注目されたのが3区中継所で、トップの中大が中野翔太選手(3年)が首位をキープし、4区の吉居駿恭(1年)のタスキを渡した瞬間だった。
日本テレビの梅澤廉アナウンサーは「平塚中継所トップで渡せば、20年ぶりとなる中央大学!まさに東海道、箱根行きの中央特快!中央大学トップでタスキリレー!」と実況した。
中央特快とはJR中央線の特別快速の略称だが、古豪・中大の快走劇にかけた粋なアナウンス。鉄道ファンを中心に話題を呼び、トレンド入りした。
中央大学鉄道研究会は「本学中央大学は戸塚~平塚間でトップを独走、『箱根行きの中央特快』とも実況されました。ということでちょっと再現してみました」とツイッターで方向幕の画像を作成した。
さらに「名実況」「センスが良すぎる」「3区走った選手は中野。中央特快の停車駅なんだよな」と絶賛する声が上がった。一方で、「立川過ぎたら各駅になる」「(駒大のカラー、紫色した)あずさに抜かれる」「駒沢特急の通過待ち」「後ろから紫が迫ってくる意味もふくめて?」と「所詮快足。特急運転した駒沢には勝てない」「東海道線に中央特快なんか走らない」とも。いずれにせよ、鉄道ファンのハートをくすぐったことも含め、名実況となっていた。