新生純烈・酒井×岩永スペシャル対談 岩永「俺を見ろ」酒井「ひっそりと」
大みそかのNHK紅白歌合戦に5年連続で出場したムード歌謡グループ・純烈が、元日から新体制に突入した。紅白で卒業した小田井涼平(51)の後任として、岩永洋昭(43)が加入。新メンバーの素顔とグループの変遷をひもとく、リーダー・酒井一圭(47)と岩永のスペシャル対談をお届けします。
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-昨年4月に小田井さんが年内卒業を発表してから新メンバーを巡る狂騒曲が巻き起こりました。舞台裏はどうだったのでしょうか?
酒井一圭「1日に小田井さんが発表した直後、自分がコロナの濃厚接触者になって、塩原での健康センター公演を3人でやったんですよ。現地の映像を中継してもらって『3人の純烈って寂しなるなぁ』って思ったのね。
スタッフやメンバーに『3人でやってみてどう?何人組がいい?』って聞いたら即レスでほぼ全員が5人、後上だけが4人って返してきた。俺は5人だと2人の人間を育てることになるし、1人1人丁寧にいかないといけないな、今の純烈は大変だしなってことで、そこで4人にすることを固めました」
-岩永さんはずっと前から山本マネジャーに純烈入りを勧められていたとか。
岩永洋昭「飲んだときにいつものギャグみたいな感じで言われていたんですけど、2017年に嫁と娘と義理のお母さんが純烈にハマって、初めて公演を見せてもらいました。2018年の大江戸温泉では、その場のノリで『ラウンドに出てみたら?』ってなって急きょ出たんです」
酒「事実上、あれがオーディションになってたね。純烈の服が似合って、おばちゃんもキャッキャ喜んでいた。それ意外にないよね。岩永でいくとして本当にいいのか本人に最終確認して、とか話している矢先に全国新メンバーオーディションが巻き起こるわけよ。『どう対応するの、これ?』って。『なりたいの?純烈ってそんな風に見られてたの?』ってのがすごくうれしかったですね」
岩「発表は来年と言われていたので、結果的には9月になるんですけど、早くしてくれって思ってました。著名人の方がたくさん名乗りを上げていて、ハードル高くなるやんって」
酒「とか言ってる中でダチョウ倶楽部さんです。そこからはダチョウ倶楽部さんをどう救うかが自分のミッションとして入ってきた。理論立てて処理しないといけないことがどんどん飛んでくるのよ。バッティングセンター状態でした」
-今年の抱負を色紙にお願いします。
岩「『俺を見ろ!』です。どんだけやれるんだ?って目で見られると思うんですよ。そして、見ていたら失敗しまくっている。もう開き直って、ミスっても『何か?』くらいの心持ちでいたいなと思ってます」
酒「だったら、私は『ひっそりと』。岩永が矢面に立ってくれているので、自分のところに目がこない。その隙にひっそりと新しい純烈の種を植えまくる。チャンスだと考えています」
◆岩永洋昭(いわなが・ひろあき)1979年11月23日生まれ、長崎県東彼杵郡出身。00年、モデルとしてデビュー。俳優業に進出し、10年の「仮面ライダーオーズ/OOO」では仮面ライダーバース役。声優としてアニメ「ベルセルク」に主演。22年9月に純烈の新メンバーとなることが発表され、23年から加入した。
◆酒井一圭(さかい・かずよし)1975年6月20日生まれ、大阪府吹田市出身。85年、子役としてデビュー。01年、「百獣戦隊ガオレンジャー」でガオブラック役を演じる。08年、リーダー、プロデューサーとして純烈を立ち上げる。10年、メジャーデビュー。18年からNHK紅白歌合戦に連続出場。